天体写真

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M42付近

今年も明け方にオリオン座が昇る季節になり、山の上で一晩過ごすのが寒くなってきた。この星野を撮るのも毎年恒例だが、いつも「絵の具をぶちまけたような」ところだなぁと思う。こうしてみると大きな分子雲のごく一部が電離されて光っているのがオリオン大星...
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NGC281

カシオペア座のHII領域で、90°右に回して北を上にしたときの姿から通称パックマン星雲という。(余談。かつては天体写真の慣例「北が上」を守っていたが、最近あまり拘らなくなってきた。)写野下側にわし星雲M16の創造の柱に似た構造が見られるが、...
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昴というと「冬の一番手」の感じだ。冬の星々に先駆けて昇ってきて季節の移り変わりを教えてくれる。2024/11/4 0:36-3:33 at Okayama pref. north east. SWAT350 + EF 300mm f2.8 ...
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M31

そこそこ満足できるアンドロメダ銀河を初めて撮れた気がする。撮影手法は何のひねりもないノータッチの放置撮影だが、光学系を更新してEF300にしたことと、AI系の画像処理(BXT, Starnet)が効いている。そのうちHαを撮って足してみよう...
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ステファンの五つ子銀河

1877年にフランスの天文学者により発見された銀河群で、発見者の名をとってステファンの五つ子と呼ばれる。写野中央に複数の銀河が集まっているが、そのうち右寄りの白っぽい楕円銀河(NGC7320)は単に視線方向に重なっているだけで比較的手前にい...
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紫金山・アトラス彗星

天の川にかかる彗星というのは初めて見た。ピークは過ぎたがまだ6等ほどの明るさで、太陽からだいぶ離れて見やすくなった。この写真を見て「彗星が右に向かって飛んでいる」と想像する人もいるかもなぁと思うが、実際には彗星は左に向かって移動している。基...
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紫金山・アトラス彗星

C/2023A3 紫金山・アトラス彗星。事前にかなり騒がれていた彗星で、最も明るい時期は過ぎたがようやく西の空の見やすい位置に回ってきた。まだ肉眼で十分見える明るさを保っており(こちらのデータによれば2等級ほど)、尾が5°くらいはあるように...
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網状星雲(西)

網状星雲の細かい構造が面白いあたりを、光害地からのナローバンドで撮ってみた。見れば見るほど複雑だが、HαよりもOIIIの方が衝撃波面のような構造がはっきり見て取れる。彩度を上げた記憶はないのだが、妙に色合いが強い。2024/9/4 20:1...
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三日月星雲

いつ見ても「脳味噌星雲やんか」と突っ込んでしまうこの姿。はくちょう座にある夏の名所のひとつで、中央の大質量星がそのエネルギーにより自らの外層を吹き飛ばしてできた星雲。酸素の青の方が水素の赤よりも先行して広がっているのは何故だろう? 軽い方が...
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北アメリカ星雲

はくちょう座の一等星デネブのすぐ北にある有名なHII領域。この写真では新しいことをいろいろと試しているので、まあ習作といったところ。EF300mm + ASI1600による高分解能での撮影。現有機材のラインアップでは大型の散光星雲を撮るのに...
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NGC6823 & Sh2-86

こぎつね座のHII領域。HOO合成だがOIII線(約500nmの緑色)はサッパリなくて真っ赤だ。光蒸発でできた暗黒星雲の柱状構造が面白い天体だが、EF300mmによる撮影ではさすがに焦点距離が短かすぎる。同じ領域を2年前に撮ったときの光学系...
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M27

こぎつね座にある大型の惑星状星雲。軽量級の恒星が末期に外層のガスを放出したもので、この特徴的な緑色は酸素の輝線である。恒星の磁場の影響でガスが軸対称に広がっている。この天体は三態ある感じだ。まず、望遠鏡でパッと覗くと中央部のみが明るくて両側...
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M16

春のモノクロっぽい写真が続いた後には夏の派手なあたりがやってくる。M16は天の川の中にある明るいHII領域で、その形から わし星雲 ともいう。中央に見えている暗黒星雲の柱はハッブル宇宙望遠鏡の画像でよく知られた創造の柱と呼ばれる有名な構造で...
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ヘラクレス座銀河団

5月に撮ったおとめ座銀河団(約5000万光年)と似ているが、こちらは距離がだいぶ遠くて約5億光年の彼方にある。今まで撮ってきた中で最も遠い天体だろうと思うが、これでも宇宙スケールからするとまだ近所だ。銀河団の目録(Abellカタログ)という...
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M13

初夏の風物詩の球状星団、その中でも最大級なのがこのM13で、ヘラクレス座の大球状星団などと呼ばれる。距離約25,000光年。市街地からの近赤外線を主体とした撮影で、街中からとは思えないほどよく写る。これは当たり前と言えば当たり前だがちょっと...
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NGC4565

典型的な edge on 銀河で、通称 Needle Galaxyという。距離約4000万光年。光害地からの近赤外線による撮影。初めて試したがまあ悪くない。解像度はFWHM=3.0"と悪めだが、これがたまたまなのかいつもなのかは今後の検証課...
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M5

へび座の頭側にある球状星団、距離25000光年。球状星団も春の風物詩みたいなものだ。毎年この時期にM3(りょうけん座)、M13(ヘラクレス座)、M5あたりを撮っており、M5は前回は2020年だった。大きな球状星団と言えばさらにM4(さそり座...
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M83

からす座の銀河で、英語ではSouthern Pinwheel Galaxy(南の回転花火銀河)と呼ばれる。HII領域が発達した棒渦巻銀河、距離1500万光年。先日の触覚銀河もからす座で南天のまあまあ低いところにいるが、M83はさらに低くて南...
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