カシオペア座のHII領域で、90°右に回して北を上にしたときの姿から通称パックマン星雲という。(余談。かつては天体写真の慣例「北が上」を守っていたが、最近あまり拘らなくなってきた。)写野下側にわし星雲M16の創造の柱に似た構造が見られるが、これらも成り立ちは同じで、分子雲が光蒸発していく過程で星形成中の高密度領域とその影が残ったもの。そこを主題にするならもっと下に寄せて撮ればよかったのにね。
HαとOIIIを各々半値幅12nmで通すデュアルナローバンドフィルタ(IDAS社製NBZ)を通した画像を輝度とし、これを普通のRGB画像でカラー化した画像。OIIIが多い天体なのもあって案外いい色に仕上がってくれた。ただし分解能としてはFWHM=2.8″くらいで良くはない。
2024/11/4 0:24-5:09, Okayama pref. north east. AM5 + C8 (F7.1 with Starizona Corrector) + ASI1600MM-cool, guided by OAG ASI120MM, controlled by ASI air Plus. L with NBZ filter for 38 x 5min, RGB with Baader RGB filters for 21 x 3min, total exp. 4h13m.