いつ見ても「脳味噌星雲やんか」と突っ込んでしまうこの姿。はくちょう座にある夏の名所のひとつで、中央の大質量星がそのエネルギーにより自らの外層を吹き飛ばしてできた星雲。酸素の青の方が水素の赤よりも先行して広がっているのは何故だろう? 軽い方が先になりそうな気がするが。
もともと天気のせいでOIII画像が撮れずに仕方なくHαモノクロ画像でアップロードしていたのだが、ついにちゃんと晴れたのでOIII画像も撮ってカラー化した。諸事情でHαの枚数がだいぶ少ないが、一枚の画像のSN比はOIIIよりもHαの方がだいぶ高いので、まあこれでもいいか。OIII画像では写野の右端でコマごとに星の位置がずれる(倍率の色収差や歪曲収差のように)という事象が生じていて、素直にスタックすると見られたものではないレベルだったのをBXTで無理やり補正した。原因は建物の熱を疑っているが特定できてはいない。
2024/8/17 21:12-22:23(Ha), 2024/9/3 20:52-03:57(OIII) Hyogo pref. south. AM5 + C8 (F7.1 with Starizona Corrector) + ASI1600MM-cool, guided by OAG ASI120MM, controlled by ASI air Plus. Hα with Baader 7nm filter for 14 x 5min, OIII with Baader 7nm filter for 79 x 5min,total exp. 7h45m. BXT & DenioseAI applied.