触角銀河

からす座の銀河、距離6800万光年。

2つの銀河が6億年前に衝突してこの形になったものだが、ハート型の中心部から長い腕が伸びた姿をしており面白い。銀河の衝突というと珍しい現象のように思うが宇宙のスケールでは案外ありふれた事のようで、身近なところでは我々の銀河系も40億年以内にアンドロメダ銀河と衝突すると予測されている。面白いことに銀河同士が衝突してもその中の恒星はほとんどぶつかることはないそうで、これは銀河の中の恒星の密度がかなり疎であるため。

以前にも一度トライして(理由は忘れたが)惨敗した経験がある対象。機材を更新して赤道儀が自動導入に、フォーカシングもAF化され、暗かったり辿りにくかったりする天体でも簡単に撮れるようになったので再挑戦してみた。以前は「自動導入なんかなくても入れられるわい」なんて思っていたが、可能であることと簡単にやれることはやはり別物。これによってそれまで敬遠していた天体を気軽に撮れるようになり、世界が広がった気がする。天体の位置を覚えなくなる欠点はありますが。

2024/5/3 20:20-00:00JST, Hyogo pref. North. AM5 + C8 (F7.1 with Starizona Corrector) + ASI1600MM-cool, guided by OAG ASI120MM, controlled by ASI air Plus. L-RGB image with R enhanced by Ha, L with LPS-D1 for 18 x 5min = 1h30m, RGB with Baader color filters for 15 x 3min = 45m, Ha with Baader 7nm for 11 x 5 min = 55m, total exp. 3h10m. BXT & Denoise AI applied.

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