「夏の大三角」とは名付けたが、この写真だと案外見にくい。まず中央上寄りの輝星がこと座のベガ(織姫星)。次に、天の川の対岸で写野の右下寄りにわし座のアルタイル(牽牛星)、そして天の川の左上あたりにある赤い散光星雲群の中に埋もれている輝星がはくちょう座のデネブ。
2021/5/10 @岡山県北東部。Tamron 15-30mm F/2.8 (@23mm F3.5) + 6D改。SWAT350、露出2min × 5枚スタック。僅か10分露出でこれだけ写る。次の「銀河系中心付近」では1hほど露出しているのだが、夏の大三角の方が高度が高いだけあって光害の影響が明らかに少ない。かなり暗くて条件のいい場所で撮っているので、夏の大三角を撮り始めてすぐに「ああ、こんな良い場所で撮るのに銀河中心を撮らない手はない」と思い立って対象変更した、のでこの写真は露出10分になった。