地球照

夕焼け空に浮かぶ三日月が綺麗だったので。

2021/11/7撮影。兵庫県西部、SWAT350 + Star71II + EOS6D改(RGB, 5 x 1/10s) / ASI1600MM-cool(L, 10 x 1s)。月の全景を撮るのにいい得物がなくてえらく苦労した。Star71は焦点距離350mmと長くはないので、35mm判のEOS6Dとの組み合わせでは「写野中心にちょこっと月」くらいになる。センサの小さいASI1600と組めばまだ見られるサイズになるが、これはモノクロカメラだ。さりとてC11+6Dだと幾分はみ出るし。焦点距離500~1000mmというメジャーな機材を持ってないのでこうなるのだが、結局は仕方なく2つのカメラによるLRGB合成という方法をとった。

画像処理中に思ったことだが、月の移動というのは結構速い。月の運動は大まかにはひと月で一周だから、1時間で月ひとつ分。と言われてもいまいちピンとこないが、露出時刻が10秒違うコマを見比べると背景の星が随分と動いており、とてもコンポジットなどできない移動量になる。月を撮るときは、ちゃんと赤道儀の駆動速度切り替えを「月」にするようにしましょう。

タイトルとURLをコピーしました