オリオン大星雲

ザ・天体写真といった趣で立派なものだ。HDR合成のうえ画像処理で輝度差を圧縮しているので、分かりにくいながらも中心の星団(トラぺジウム)や高輝度部の構造も見えている。

「こういうのが撮りたいけど、どんな機材が要る?」といった質問を受けることがあるので、そういった話を。まず光学系の焦点距離については、この写真のような長焦点は重いし面倒なのでお勧めしません。初めての方にはもっと短い光学系(具体的には 200~400mmあたり)が良いと思います。それでどんな絵が撮れるのかは、当HPで Star71 と検索していただくのが手っ取り早いかと。あとはデジカメと赤道儀。これだけ揃えれば、とりあえず第一歩として街中でもよいので明るい星雲(オリオン大星雲とかアンドロメダ銀河とか)に向けて撮ってみるのがよいかなと思います。

2022/1/4撮影、岡山県東部。ATLUX + C11(F7.5) + 6D改(HKIR)、IDAS LPS-D1、5s × 63 + 30s × 19 ≒ 15min、HDR合成。風で星像が飛んだコマが多かったため総露出時間はわずか15分に過ぎない。そのためノイズも多いし、下手にDeconvolutionしてザラザラになってるし、ガイドも流れているのだが、とにかく絵としては力があって気持ち良い。

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