はくちょう座の超新星残骸、距離約2400光年。
同じ構図で2020年にも撮っているが、その時とは光学系が違う。SWAT350をベースとする短焦点側のシステムには、その光学系としてWilliam Optics社製のStar71II(D=71mm, F=4.9)を使ってきており(2019~2023年)、前回この天体を撮った時もStar71だった。しかしこの鏡筒は輝星の周囲にハロが出てボテッと写るのがずっと気になっていたため、代替機としてCanonのEF 300mm F2.8を導入し、その初戦の成果物がこの写真となる。EF300mm導入によって輝星ハロの問題が解消できるだけでなく、光量が2倍以上になるためノータッチガイドで常時運用可能な300mmの1分間露出でも十分な露光量となるのはありがたい。
2023/9/16 20:56-0:00 at Tokushima Pref. south east. SWAT350 + EF 300mm f2.8 L IS USM + EOS6D(HKIR) with LPS-D1, exp. 60s each for 123 subs at f2.8 and 19 subs at f4.0, total 2h22m. EF300mmのテストの意味もあってブロードバンドの光害カットフィルタ(LPS-D1)による撮影だったが、もう少し透過幅の狭いフィルタの方が面白いかな。