食分98%という深い月食で、ほとんど皆既月食と言ってよい。前に皆既月食を撮ったのは2015年だっただろうか。
たまたま同じような欠け具合の地球照と月食の写真が並んだのだが、これを見比べてみると面白い。まず欠け際の線の形をみると、三日月が欠けているのは球体に横から光が当たっているから極を長径とする楕円なのに対して、月食による欠けは地球の影によるものなので円。また、影の部分の色についてみると、地球照は地球からの反射光なので白色寄り、月食だと地球大気を通った光なので赤銅色となる。
2021/11/19撮影。兵庫県西部、SWAT350 + Star71II + EOS6D改(RGB) / ASI1600MM-cool(L)。半月前も書いていた「月を撮るのにいい得物がない」は特に解決する気もなく、結局は同じ機材でのLRGB法での撮影となった。時間が勝負の撮影だとカメラの取り換えなんて本当はやりたくないのだが。f=1000mmくらいの筒を買うかなぁ…