ケフェウス座の反射星雲。距離1300光年、大きさ6光年。見てのとおり光源は中心にある恒星(SAO19158)で、これは青白い色から推察される通り10太陽質量の重い星である。
2021/10/2撮影、兵庫県中部。C11@F6.3(Starozona Reducer/corrector II) + ASI1600MM-cool / 6D改(HKIR) + ATLUX、LPS-D1、M-GENによるオフアキシスガイド。L-RGB合成、LはASI1600で1min × 173subs、RGBは6D改で2min × 20sub、合計3.5h強。結構気合を入れて撮影した割に絵が悪く、真面目に解説を書く気にもなれない。まずASI1600の縞ノイズが盛大に出ており、次にFWHM=3.3″と解像度が全然出ていない。どちらも少し真面目に詰める必要があるのだが、正直面倒だ…。あまりギチギチやると面白くなくなるので、スルーしよう。
(2022/7/27追記) ASI1600をきちんと使うために真面目に見直してみた。縞ノイズの根本原因はつかみ切れていないが、どうもバイアス画像とダーク画像でペデスタルがずれているためのように見える。その結果ダーク減算が過剰補正になっていたため、目視でダーク補正量を合わせ込んだところ縞ノイズはかなり消せた。検証の過程で「RegisterせずにスタックしたL画像を使ってマスターのバイアス画像・ダーク画像が適切かどうか評価する」ということをしていたのだが、この方法はトラブルシューティングに役立ちそうだ。解像度が低く露出不足なのはどうしようもないが、縞ノイズは消えたのでかなりマシにはなったかと思う。