ふたご座の兄カストルの足元の星野。くらげ星雲は超新星残骸、距離約5000光年。M35は写野上辺の明るい散開星団で、距離約4000光年。
ふたご座は仲良く足を天の川に浸しているので、このあたりは見てのとおり星数が多い。これでも全周の天の川で最も薄いあたりのはずだが。銀河座標という言葉がありまして、これは別にSF的なものではなくれっきとした天文用語。天の川を基準とした座標系なのだが、これについては下手な解説をするよりWikipediaの図を見て頂いた方が早い。ふたご座の足元あたりは銀系180°、銀緯0°あたりで、要するに天の川でも銀河中心の反対方向となる。なので大まかにいえば天の川が最も薄いあたりなのだが、それでもこれだけの数の星が写るんだなぁ、という感想。
2021/1/9-10 @岡山県東部、SWAT350 + Star71II + EOS6Dmod with LPS-D1。3min × 59枚 ≒ 3h. 気温-4℃でとにかく寒かった。外に出るのが億劫なほど寒くなると、変なミスが起きやすくなるというか、その被害が大きくなる。定期的なピントの確認をサボってピンボケのコマを量産するとか、ピント確認の為にマスクつけたり設定変えたりしたのを戻し忘れたりとか。もう少しマメにやればいいんだが、そのための10分間の作業が苦痛な季節だ。